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肺がんにおける再発予防
肺がんは術後2、3年以内に再発率が高いと言われています。また、術後5年を経過すると再発のリスクはかなり少なくなると言われています。
再発してしまうと予後不良となるケースもあるため、肺がんの病巣を取りきれたとしても、
術後治療をしっかりと受けていただき再発を予防することが大切です。
肺がんの再発しやすい臓器、5年生存率(ステージ別)
肺がんにおける基本情報
- ■再発しやすい臓器・部位
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肺がんにおける再発しやすい臓器・部位は骨、脳、肝臓、反対側の肺、副腎、リンパ節と言われています。
肺には多くの欠陥やリンパ管が張り巡らされているため、がんが他の臓器・部位に広がりやすいと考えられています。
- ■ステージ別の5年生存率
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肺がんにおける5年生存率はステージ別で以下の数値となります。
ステージⅠ:77.9%
ステージⅡ:48.0%
ステージⅢ:25.1%
ステージⅣ:6.8%
肺がんは他のがんに比べ再発しやすいと言われています。
肺がんの術後経過観察、術後療法、再発予防
肺がんは手術のあと5年以内の再発がほとんどのため、手術後5年間の経過観察が必要とされます。経過観察は血液検査や画像検査は3~6か月毎、気管支鏡検査は半年~1年毎に実施するのが目安となります。
ステージⅠ~Ⅱ、ⅢA期の非小細胞肺がんの場合は手術による切除または放射線治療を行うことが一般的です。術後は定期的なX線検査やCT検査、血液検査の他、化学療法や放射線治療を行うこともあります。
- 参考資料:
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全がん協加盟施設の生存率協同調査
(2011~2013年)
肺癌診療ガイドライン2018
肺がん|
がん再発予防としてのがん免疫細胞治療
■肺がんのがん再発について
肺がんは、早期の1期(ステージⅠ)の肺がんでも、術後にがんが再発することがあります。2期(ステージⅡ)、3期(ステージⅢ)となると再発のリスクが高くなってきます。多くは2年以内にがん再発すると言われています。再発してしまうと治癒させることが困難となってきます。
術後のがんの再発予防を十分に行うことが最も大切になります。
補助療法としては、化学療法が多くの場合行われています。